事例19-医療過誤事件

事例 前医の医療過誤によりペットが瀕死状態になったとして慰謝料等請求がなされた事例
飼い主 女性(母)50代会社員,女性(娘)30代会社員
飼い主側の主張
(クレーム内容)
訴訟にて、慰謝料・後医にかかった治療費・弁護士費用等の多額の損害賠償を請求された事例。当事務所は医師側を受任。
解決内容 結果
和解
解決のポイント

飼い猫が泡を吹いたとして来院しました。治療を行い,退院後,別の医院を受診し手術しています。
飼い主は,
①診断ミスがあった
②対応に誠意が見られない
とクレームを入れ,慰謝料,診断ミスにより発生した別医院受診の費用や入院費用等の実費,弁護士報酬金合せて150万円を請求してきました。

  ▼

獣医師に過失が無い事を確認し、10万円のお見舞金を支払うことで和解しました。
訴訟において,当方は獣医師には過失は無かったと主張し,また,対応についても誠実なものであったと主張しました。
裁判官の心証も無過失であるとのことであり、勝訴的な和解となりました。後医が前医の治療について意見を述べたため訴訟にまで発展しました。

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