事例3-医療過誤事件
事例 | ペットの死亡が獣医師の過失によるものであるとして,また手術前の説明がなかったとして損害賠償請求がなされた事例 |
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飼い主 | 女性 60代 無職 |
手続 | 調停 |
動物の種類 | 犬 |
来院の経緯 | 従前から来院しており、本件の際も来院。 |
飼い主側の主張 (クレーム内容) |
①手術後に患畜が死亡したのは、手術前からの疾患を発見できなかった獣医師の過失によるものである ②手術前に十分な説明が適切になされなかったのは説明義務違反である |
飼い主側の主張 (請求内容) |
損害賠償60万円請求 |
解決内容 |
沈静化 相手方は調停を申立てましたが、当方からは、手術前の検査は十分にしており、隠れた疾患を手術前に見つけるのは不可能であったとして無過失を主張し、また説明義務違反もなかったことを主張しました。 一方、相手方はこちらが過失を認め謝罪することを要求しました。 調停は不成立となりましたが、その後相手方から訴訟提起はなされず沈静化しました。 |
解決のポイント | 死亡の結果について納得がいかないことから、医院での処置すべてにクレームを述べた事例です。獣医療過誤事件の典型例で調停や訴訟になるケースも多いです。 |
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