事例7-医療過誤事件

事例 治療及び手技ミスで外傷を負ったことを理由に返金と謝罪の要求をされた事例
飼い主 高齢夫婦 60代 無職
手続 交渉
動物の種類
来院の経緯 慢性疾患を持っており、他の動物病院から転院
飼い主側の主張
(クレーム内容)
①承諾無しに治療した(治療方針決定に際しての説明義務違反)
②手技ミスによる外傷を与えたこと、及びその説明義務違反
③無断治療行為の理由の説明義務違反
飼い主側の主張
(クレーム態様)
電話での返金要求に対し、早くクレームを収束したかったため、返金に応じましたが、その後も謝罪要求のクレーム電話があり、また、獣医師会にクレーム電話をしたり、他の病院でもクレーム内容を述べたりなど、信用低下を招く状況に陥りました。
他の代理人に依頼していましたが、話し合いが激化する一方なので、当方に依頼されました。
飼い主側の主張
(請求内容)
治療費返金請求、謝罪を要求
解決内容 沈静化
過失はなかったことを主張しつつ、和解の提案をして毅然と交渉したところ、相手方からのクレームが終息しました。
解決のポイント 安易に返金に応じると、さらに金銭が引き出せると誤解させることがあるので、安易な和解には注意が必要です。
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