事例8-医療過誤事件
事例 | 治療行為の過失及び治療経過の説明義務違反があったとして損害賠償請求がなされた事例 |
---|---|
飼い主 | 高齢夫婦 60代 無職 |
手続 | 交渉 |
動物の種類 | 犬 |
来院の経緯 | 慢性疾患で長期通院しており、入院中に患畜死亡 |
飼い主側の主張 (クレーム内容) |
①治療行為に過失があった ②治療経過についての説明義務違反 |
飼い主側の主張 (クレーム態様) |
書面にて、説明・謝罪を要求。 さらに、書面での返答だけではなく、相手方の自宅で面会の上、説明と謝罪を要求。 |
飼い主側の主張 (請求内容) |
治療費分の約5万円損害賠償請求 |
解決内容 |
沈静化 飼主宛に連絡文を送付しました。 死亡の結果は慢性疾患によるもので、治療行為には過失がなかったこと、説明義務も十分果たしていたことを説明し、それを踏まえ、損害賠償請求には応じられないことを告げました。 また、以後、連絡は病院・獣医師にではなく、弁護士にするよう告げたところ、一切連絡が無くなり沈静化に至りました。 |
解決のポイント | 慢性疾患を有していることは飼主も認識しており、死が受け入れられない典型的な事例です。 |
←「事例7-医療過誤事件」前の記事へ 次の記事へ「事例9-医療過誤事件」→